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大失敗!ピアノ演奏のYouTube動画は収益化せずに挫折したという話

私は首都圏に住む23歳女性です。

現在はフリーランスのライターとして活動していますが、音楽高校でピアノを専門に勉強していた経験を活かしたいと考え、一時期YouTubeでの配信活動に取り組んでいました。

趣味はピアノ演奏のほかに編曲活動や野球観戦などがあります。

YouTubeでは、東大クイズ王のチャンネルなどを登録して観ています。



目次

ピアノ演奏のYouTube動画は全く収益化できなかった

正直に書くと、私がYouTubeでの配信活動を通して稼いだ金額は0円です。運営機関は2か月ほどで、根気強く続けられなかったことも稼げなかった理由のひとつではあると思います。

私は音楽系YouTubeの配信者さんの動画を観ていて、専門的に勉強していた身からするとやはり演奏クオリティが低いことを不満に思っていました。

また、実家が田舎だったのでピアノを教えるということが簡単にできず、動画を通したピアノレッスンをボランティアのような形で始め、いずれ収益化しようという考えをもっていました。

私が具体的にしていたのは、ピアノ演奏動画の投稿と、ピアノ演奏法に関する講義でした。

演奏するピアノ曲はクラシック音楽の中でもメジャーなものに絞り、幻想即興曲や革命のエチュードといった誰もが知っている曲を選んだほか、映画音楽やポピュラーミュージックにも取り組んでいました。

『音大生のためのポピュラーミュージック全集』といった楽譜を買い込んで、やったことのないジャンルに積極的に挑戦していきました。

ピアノ演奏法に関する講義が私の中では最重要であり、これで当てられたら楽しいだろうなという気持ちで始めました。

視聴者さんの演奏レベルの測り方を自分で編み出し、そのレベルに合った講義を観てもらうことで独学でのピアノ練習が可能となるようにしていました。

クラシック音楽界では直接のレッスンが主となっており、また、オンラインでの個別指導ではそれなりに費用がかかる割には効果が薄いと感じていました。そのため、画期的な試みであったとは思います。

できるだけ濃い内容を心がけることで視聴者さんを増やし、将来的には東京などの都市部に出て個人レッスンに繋げられたらいいなと思っていました。

ピアノ失敗の原因は視聴者を見誤ったこと

運営するうえで工夫しなければならなかったのは、なんといっても視聴者さんの取り込みに関することでした。

私の交友関係の中では音大生や音大卒の人間ばかりで私のターゲットとしたい層の人が見つからなかったため、SNSの活用を第一に考えました。

まず、Twitterの専用アカウントを開設しました。

これについてははっきり言って大失敗でした。そもそもTwitterにおいては大部分の人が雑多なつぶやきをしているものであり、ピアノを独学で勉強したいという人を見つけるのは大変でした。

ピアノに興味があってそればかりについてつぶやいている人は、大抵すでに先生について習っていて、私の構想に当てはまる人はほぼいなかったのです。

Facebookの活用に関しても概ね同様でした。多くの人からの友達申請を受けていたらほかの目的で近づいてくる人が多くなり、結局メッセージのやりとりに疲れてしまいアカウントは削除しました。

逆に、私が最も成功したのは某駅にあるストリートピアノでの演奏でした。

入場券を買ってピアノを弾くのですが、たくさんの曲を練習して弾きに行くと、思ったよりも多くの人が立ち止まって聴いてくださり、中には声をかけてくださる方もいました。

YouTubeで真剣に活動していることを伝えるとアクセスしてくれる人もいました。

私のことを撮影しているなという人もいたのですが、そのときの写真が後日Twitterに上げられているのを偶然見つけて、そこからやりとりが発展するといったこともありました。

音楽動画を作る際に個人的に参考にしているブログ

まったく音楽とは関係のない動画なのですが、そもそも私が動画配信を通してピアノの魅力を伝えてみたいと考えたきっかけは、人狼ゲームなどたくさんのゲームの実況動画を投稿されているKUNさん

という方の動画を観たことでした。

彼の動画の特徴は、ゲーム内での自分の動きや感想をすべて口にすることです。私はこれを目にしたとき、彼の動画の何が人を惹きつけるのか考えました。

そのとき、やはりただ観ているのではなく解説や感想が加わることで臨場感があって飽きないのではないかと感じました。

ピアノの動画に関しても視聴者さんを飽きさせないことは重要で、ただ有名曲を上手に演奏しているというだけでは再生回数は伸びないため、KUNさんの実況を参考に自分の練習を撮影しながらそのときに考えていることや練習の際のコツなどをすべて口にする方法をとりました。

また、これも音楽とは関係がありませんが、東大生が運営するQuizKnockも参考にしていました。

彼らの魅力はなんといってもいわゆるエリートたちのことがとても身近に感じられるようなコンテンツを提供していることです。

私もとっつきにくいと言われるクラシック音楽をメインに据えてテーマを設定していたため、彼らのようにできるだけ身近なものとして体験してもらえるよう工夫していました。

ピアノYouTuberを目指すメリット・デメリット

YouTube運営をすることの最大のメリットは、自分の好きなテーマを自分の好きなときにコンテンツとして提供できることです。

私は当時社会人として歯科受付や歯科助手をやっていましたが、その合間を縫って動画を作成できるためとても楽しかったですし、何よりも忙しい中でピアノを続けるモチベーションを高める意味では非常に役立ちました。

稼ぐことを目的とするのでなければ、気軽に始められるのでぜひやってみてほしいと思います。

逆に、デメリットはコンテンツ提供にかかる時間が思ったよりも長くなることです。

私の場合は講義を考案してその流れを構想し、実際に撮影するところまでは本業と言ってもよかったのですが、今のYouTube市場で生き残ろうと思うと動画をカットしたりテロップをつけたりといった編集作業が必要不可欠です。

そのため、自分が伝えたいことを伝えるという意味では余分な時間があまりにも多いと感じました。

特に、視聴者さんを集めようと思えばコメントへの返信などにも時間をとられるため、始めたばかりのときは特に大変だと思います。

また、チャンネル登録者さんがいる場合、動画配信はできるだけ毎日行った方がよいので、その点で精神的な負担も大きいです。

好きなときにできる、というのはあくまでも個人的な趣味としてやる場合の話であって、少し動画が広まって視聴者さんやチャンネル登録者さんができるとどうしても欲が出てきます。

最初から収益化を狙う人は少ないとは思いますが、将来的な収益化を目指すなら既存客を大切にすることが最重要事項となるため、毎日何を投稿するか考え編集作業に明け暮れることとなります。

そのようなことをできる覚悟がなければYouTube活動を続けることは難しいといえるでしょう。

ピアノYouTubeをやりたい人へ

私自身がかなり大きな夢をもってYouTubeを始め、割とすぐに挫折してしまったため様々なことを書きましたが、今後YouTubeを始める方は趣味として楽しんで続けることが第一歩だと思います。

YouTubeの配信活動は継続することが最も難しいです。

動画を作るのは自分の得意分野でも時間がかかるのです。

これまで私たちが接してきたチャンネルの多くは地道に活動を続けて大きなチャンネルへと発展してきています。

そこには独創的なアイディアももちろん必要ではありますが、コツコツと続けることも同じくらい大切です。

いきなりほかの活動をストップして配信活動に没頭するのも考えものです。

YouTubeでの活動を起業と同じようにとらえている人もいるとは思いますが、Googleが運営している一サービスに過ぎない以上、はっきり言えば起業ほど成功する可能性はほぼありません。

利益や稼ぎにとらわれず、楽しんで活動してください。

私は今はフリーランスのライターとしての活動を行う傍らで法学の勉強をしています。

もともと目立ちたがりな性格でもないため、今からまたYouTubeでの活動を行うつもりはありません。

ただ、今後は勉強法や自分の仕事についてのんびりと更新していくブログを立ち上げようかなと思っています。

見てもらうことを目的とするのではなく、自己満足の域にとどめられるよう工夫したいです。

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